アバウト

● 理念

2011年3月11日に起きた東日本大震災、それにつづく津波と原発事故は、日本の社会・政治・経済にとって歴史的な転換点となりました。しかしそれ以上に、わたしたちにとって共通の記憶であることを忘れてはなりません。

現代において、自然災害がこれほど大規模な被害をもたらすとは、安全対策や被害軽減策が自然の力の前にこんなに無力であるとは、多くの人が思ってもみなかったことでしょう。今なお、風評被害から、地域コミュニティの消失、エネルギー供給制約による産業・生活に至るまで、その影響はわたしたちの生活のすべてに及んでいます。

震災からの復興はまだ、ようやく始まったばかりです。むしろ「これから」が復興の成否を決めるといっても言い過ぎではないでしょう。「復興アリーナ」は、これから行われようとする回復・復興に、情報と言論によって参加していく試みとなります。

3.11を風化させないための知と情報の集積、3.11の経験を生かすための記録の整理と分析、そして3.11から立ち上がるためのアイディアの提示 ―― 復興アリーナが目指すのは、震災地域だけでなく日本全国の当事者がより動きやすくなるためのきっかけであり、便利な参考書になることだと考えています。